今月解禁された中型船(20トン以上100トン未満)によるサンマ棒受け網漁の2隻が23日、北海道厚岸町の厚岸港で初水揚げしました。サンマを漁獲できたのは出漁した12隻のうち4隻だけで、24日未明に帰港する2隻を含めた漁獲は計約600キロ。昨年の初水揚げ(約40トン)と比べ約1・5%しか捕れず、漁が本格化する秋に向けさみしいスタートとなっています。 例年は船の魚槽から網で大量の<サンマ>をすくい出す光景が見られますが、今年は漁獲が少ないため発泡スチロールに詰めて船員らが運び出しました。 第21福長丸(49トン)は厚岸港から約1500キロの公海で漁を行い、漁獲量は発泡スチロール約60箱分。魚体は1匹110~120グラムで、昨年に比べやや小ぶりといいます。