木星最大の衛星「ガニメデ」の表面に、太陽系で最大級となる直径約1万5600キロのクレーターを発見したと、神戸大の<平田直之>助教らが27日までに米惑星科学誌『イカルス』に発表しています。米国の探査機ボイジャー1号、2号やガリレオが撮影した画像を解析し突き止めました。 40億年以上前に直径約300キロの氷の小惑星が衝突した痕とみられ、衛星形成の経緯を探る手がかりになるとしています。 2022年には欧州が主導し日本も参加する探査計画JUICE(ジュース)の探査機が「ガニメデ」に向かい、2032年から観測を行います。 観測を通じて、今回のクレーターや「ガニメデ」の構造など、詳細の判明を期待したいものです。