『アンチグラビティ』@<ニキータ・アルグノフ>監督
6月
28日
事故に遭った男が目を覚ますと、あらゆる建物や地面が重力を無視して浮遊する異様な空間が目の前に広がっていました。記憶も失っており呆然としていた男に、突如として黒い怪物が襲いかかります。間一髪で何者かに助けられた男は、「ヤン」という男が率いる彼らの住処に案内されます。そこで男は、いまいる世界が「昏睡状態の人間たちが暮らす脳内の世界」だと知らされます。
男と同じく彼らもまた、現実世界では昏睡状態にあるといいます。この世界を抜け出すには昏睡状態から目覚めるしかありません。そして、そこでは「死に神(リーバー)」と呼ばれる怪物が襲ってくるのでした。彼らはいつか目覚めることを信じて、(リーバー)と戦い続けていました。しかし「ヤン」は、この世界に(リーバー)のいない島があり、その場所を男が知っているといいだします。
監督は、<浅野忠信>主演作『モンゴル』(2007年・監督:セルゲイ・ボドロフ )や 『パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け』 (2018年・監督:セルゲイ・モクリツキー )などの特殊効果を手掛け、 『ガーディアンズ』 (2017年・監督:サリク・アンドレアシアン)ではクリエイティブプロデューサーを務めた<ニキータ・アルグノフ>です。本作では脚本も手掛けており、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(2019年・監督: アレクセイ・シドロフ)のプロデューサー陣とともに、斬新な世界観とストーリー、ハイクオリティVFXを見事に融合させています。
また、驚がくの異次元空間を作り上げたVFXチームには 『LOGAN ローガン』 (2017年・監督:ジェームズ・マンゴールド)や 『ポンペイ』 (2014年・監督: ポール・W・S・アンダーソン)などのハリウッド作品や、 『ワールドエンド』 (2019年・監督:イゴール・バラノフ)といったロシア製作の超大作を担当したスタッフが集結しています。