木星型ガス惑星「ホットジュピター」@公転周期約18時間半
2月
23日
今後、恒星に徐々に接近して消滅する可能性があり、研究チームは観測を続けます。「ホット・ジュピター」は恒星から遠い軌道で誕生した後、内側に移動するという説があり、結末は形成理論に影響すると考えられています。
研究チームは南米チリの高地にある欧州南天天文台の施設に設置された太陽系外惑星専用の望遠鏡群「次世代トランジット・サーベイ(NGTS)」を使用。惑星が公転して恒星の手前を横切る際、恒星の明るさが周期的に暗くなる現象を観測する「トランジット法」で、この木星型ガス惑星「NGTSー10b」を発見しました。
この惑星の大きさは木星の1.2倍、質量は2倍超で、恒星との間の距離は地球~太陽間の1.4%程度と推定されています。恒星は太陽に比べ、大きさ、質量とも7割ですが、誕生から約100億年経過しているとみられ、年齢は太陽の2倍超となっています。