米新聞グループ大手「マクラッチー」(MNI.A)は13日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請したと発表しています。紙媒体の不振に加え、債務が経営の重荷となっていました。
昨年11月には、資金繰りの悪化で従業員向けの年金積立金が不足し、連邦政府に支援を要請していました。新聞の発行は続ける模様。裁判所に承認されれば、ヘッジファンド主導で再建を目指します。
「マクラッチー」は1857年、ゴールドラッシュに沸く米西部カリフォルニア州で創業。「マイアミ・ヘラルド」(フロリダ州)や「カンザスシティー・スター」(ミズーリ州)など14州で30の地方紙を展開しています。
2006年に地方新聞が連合した通信社としての機能を持った中堅新聞社「ナイト・リッダー」を45億ドル(約5千億円)で買収しましたが、その後、新聞業界の経営環境が急速に悪化していました。
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