「ブレークスルー賞」@「ブラックホール」の姿の撮影
11月
5日
周囲の星々をのみ込む巨大天体である「ブラックホール」は宇宙全体に散在していますが、光でさえも逃げられない重力場によってその姿は隠されています。(EHT)が撮影したのは地球から5500万光年離れた銀河「M87」にある超大質量「ブラックホール」で、中心が暗く、周囲に炎のようなオレンジ色をした白熱のプラズマが輪のように広がっている様子が撮影されました。
画像は2017年4月、米国のハワイ州とアリゾナ州、スペイン、メキシコ、チリ、南極にある8基の電波望遠鏡が数日間にわたり収集したデータを基に作成されています。(EHT)はこれらの望遠鏡を組み合わせることで、地球の直径にほぼ相当する約1万2000キロにわたる仮想天文台をつくり上げました。
チームには、日本からも国立天文台や東北大、広島大の研究者が参加。同賞は米フェイスブックの<ザッカーバーグ>最高経営責任者(CEO)らが創設し、「科学界のアカデミー賞」として知られています。