世界最大の「オウム」の化石@ニュージーランド
8月
8日
発表によりますと、化石は1900万年ほど前のもので、ニュージーランド南島の中央オタゴ地方で見つかっています。この地方では鳥など多くの動物の化石が見つかっていますが、フリンダース大の<ワージー>准教授は「最も目を見張る発見の一つ」としています。
このオウムは、世界で最も重く唯一飛べないオウムとして知られる絶滅危惧種のニュージーランド固有の夜行性オウムの一種である「カカポ」(オスの成体で体長が60cm、体重は3~4kgで)の2倍の重さと推定されています。
この「オウム」は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレス(Heracles)のような体格と今回の発見の意外性から、「ヘラクレス・イネクスペクタトゥス(Heracles inexpectatus、予想外のヘラクレスの意)」と名付けられています。