マレーシアで生息が確認されボルネオ島の自然保護区をすみかにしていた唯一の雄の「スマトラサイ」が5月27日、亡くなっています。世界自然保護基金(WWF)が発表しました。同国に生息する個体はこれで雌の1頭のみとなります。
「スマトラサイ」は国際自然保護連合の「レッドリスト(絶滅危惧種リスト)」で最も絶滅の恐れが高い「CR(近絶滅種)」に分類されており、今回の雄の死でさらに絶滅に近づきました。
WWFによると、スマトラサイはかつてインド東部からマレーシアにかけての地域で確認されていましたが、現在は80頭足らずに減少し、ほぼ絶滅に近い状態となっています。野生の個体は、インドネシアで数頭確認されているのみです。
死因は現時点では不明ですが、これまでの報道によると、腎臓や肝臓の病気を患っていた可能性があるとのこと。
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