＜羽生善治九段＞新記録持越し＠歴代単独１位通算１４３４勝

将棋の＜羽生善治九段＞（４８）は、２３日の王位戦リーグで、＜谷川浩司九段＞（５７）に勝ち　通算１４３３勝（５９０敗２持将棋）を挙げ、故＜大山康晴十五世名人＞の記録に並んでいました。昨日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた竜王戦１組ランキング戦３位決定戦で＜木村一基九段＞（４５）に８１手で敗れ、歴代単独１位となる通算１４３４勝を達成することはできませんでした。

＜羽生＞は、１９８５年１２月に、史上３人目の中学生棋士としてデビュー以来、３３年半ほどでタイトル９９期、一般棋戦優勝４５回という歴代最多記録を樹立。１９９５年には史上初のタイトル七冠独占、さらに２０１７年には永世七冠という偉業を達成しています。

＜木村九段＞は、＜柴田ヨクサル＞作の漫画「ハチワンダイバー」の登場人物である「中静そよ」の異名「アキバの受け師」をもじって「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持ち、堅い守りからの反撃が持ち味のベテラン棋士です。過去４７回の対戦があり、羽生九段が３２勝１５敗とリードしていました、約１年前に行われた直近の対局では、＜木村九段＞が勝っています。

次局は６月４日（火）で、第６０期王位戦リーグ白組プレーオフで、初タイトルを獲得したばかりの＜永瀬拓矢叡王＞（２６）と対戦します。