<ジェフ・クーンズ>ステンレス製のウサギの像@100億円落札
5月
17日
5千万~7千万ドルの予想価格を大幅に上回っています。像は1986年のもので、高さ約1メートル。子ども向けのバルーンに着想を得た作品だそうです。
<ジェフ・クーンズ>は、ポップカルチャーを主題とし、バルーン・アニマルのような鏡面処理を施したステンレス製の彫刻作品が特徴です。現代美術史においてはシミュレーショニズム運動の代表的な作家として位置づけられています。 また、<クーンズ>はアメリカにおけるキッチュ性を最もよく表現した作家の1人であり、現役で活動している現代美術家の中で、オークション市場で最も高価格で取引される作家の1人です。
2013年11月に、<クーンズ>の『セレブレーション』シリーズの1つ《バルーン・ドッグ(オレンジ)》は、クリスティーズがニューヨークで開催した「戦後美術と現代美術セール」で、5,840万ドル(約60億円)で落札されています。
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版などによると、<ムニューシン>米財務長官の父親で美術商の<ロバート・ムニューシン>氏が落札しています。