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- 「スコッティ」@大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックス
< ティラノサウルス・レックス「スコッティ」の骨格標本(画像:アルバータ大学) >
カナダ西部で1991年に発見され、古生物学者らが10年以上かけて骨格を覆う硬質の砂岩の除去作業を行なわれ骨格が復元された大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(T・レックス)「スコッティ」のサイズが世界最大であることが分かりました。古生物学者らが3月22日に発表しています
「スコッティ」の愛称は、発見者らがその日の夜にスコッチウイスキーで祝杯を挙げたことに由来するとか。カナダ・アルバータ大学の調査チームによれば、「スコッティ」は全長13メートル、体重はおそらく8800キロ以上で、ティラノサウルスの中でも最大のサイズだったとみられています。
同大学生物学部で博士課程を終えた研究員で、論文主筆者の<スコット・パーソンズ>氏は、「ティラノサウルスの中のティラノサウルス」と評し、「ティラノサウルスによっても大きさはさまざまで、ひょろっとしたのもいれば、がっしりしたのもいた。「スコッティ」は、そのがっしりタイプの典型的な例だ」と話しています。
調査の過程で、「スコッティ」には大きさ以外にも特異な点があることが判明。「スコッティ」は、これまでに知られているティラノサウルスの中で最も長寿で30年以上生きていたとみられるといいます。
<パーソンズ>氏は「ティラノサウルスの標準から言えば、「スコッティ」は異常に長生きした。しかも狂暴だった」と主張。「骨格のあちこちに病変がある。傷ついた骨は、大きな傷を複数負っていたことを示している」と述べています。
「スコッティ」の骨格標本は、今年5月にカナダの王立サスカチュワン博物館で開幕する展覧会で展示されるます。
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