大型草食動物の化石@ポーランド
11月
23日
体の長さは4.5メートル超、高さは2.6メートル、体重9トンと推定され、現代のアフリカゾウ並み。恐竜以外の陸上四足動物では当時最大級だった可能性があるといいます。
この動物は哺乳類の祖先に近いディキノドン類の一種。三畳紀のディキノドン類化石はアフリカやアジア、南北の米大陸で多数見つかっていますが、欧州での発見例は少なかった。大型化したのは肉食獣から身を守るためか、餌を多く食べて体力を保持するためだったと考えられています。
全身骨格の大半がそろっており、前脚が爬虫(はちゅう)類のように体の横に張り出さず、真下に伸びているのが特徴。歩きやすく、関節の負担が少ないそうです。