自動運転式ホバータクシー「Volocopter 2X」@ボロコプター
10月
26日
アジア各地の都市では毎日、数百万人の通勤者が慢性的な渋滞に巻き込まれており、これを回避する新たな手段の開発が急がれています。一方、発展した都市国家のシンガポールは深刻な渋滞に苦しんではいませんが、国土がコンパクトであることと技術革新に積極的なことから、新しいテクノロジーにとって完璧な試験環境だとみなされています。
独企業「ボロコプター」はシンガポール政府の協力を得て来年後半、自動運転式ホバータクシーの試験飛行を実施すると発表しています。同社の「空飛ぶタクシー」はドローン技術をベースにしており電動で、操縦士による運転、もしくは地上からの遠隔操作の両方が可能。飛行高度は上空100メートルで、ヘリコプターに似て垂直に離着陸する。定員は2人で約30キロの飛行が可能だといいます。
ホバータクシーの公開試験飛行は昨年、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでもすでに行われています。