本日のこの日「国鉄の全線完乗」@<宮脇俊三>
5月
28日
のちにその過程を題材にした『時刻表二万キロ』を出版し、紀行作家として活躍した<宮脇俊三>さんです。1978年河出書房新社より刊行。本書により同年の日本ノンフィクション賞受賞、新評交通部門賞受賞しています。
タイトルの「2万キロ」は当時の国鉄の旅客営業キロが20,992.9キロメートルであったことによります。簡潔な中に風景描写やユーモアを織り込んだ文章は鉄道ファン以外にも受け入れられ、鉄道を主題とした紀行文としては屈指の名作と言われています。
ちなみに全14章からの構成で、最後の一線は、第13章で記述されています「足尾線 」(現在のわたらせ渓谷鐵道間藤駅)でした。