今年の読書(22)『インサイド・フェイス』佐藤青南(宝島社文庫)
5月
21日
主人公の<楯岡絵麻>は、警視庁捜査一課巡査部長。「行動心理操作感」との副題がついているように、習慣や仕草、行動パターンから相手の嘘を見破る行動心理学を駆使して被疑者を追い詰める美貌の刑事。取調べの腕はピカイチで、絵麻という名前から「エンマ様」と呼ばれている。過去に経験したとある事件がきっかけで刑事になった。
本書では4つの事件があつかわれており。一つ目の事件と4つ目の事件がリンクしていて読みごたえがありました。
「ビグマリオン効果」・「ハロー効果」・「なだめ行動」・「マイクロジェスチャー」などの行動心理学のいろづけもよく、部下の<西野圭介>都のコンビも楽しめる要素に構成されていました。