気になる観光車両「昭和」@若桜鉄道
3月
3日
「昭和」と名付けられたこの車両は、これまで若桜鉄道で使用されてきたWT3000形ディーゼルカーを改造したもの。同社では、1987(昭和63)年にJRから若桜線(郡家駅~若桜駅)を受け継いで営業を開始した際に、WT2500形を導入しました。この車両を2002(平成14)年ごろから更新改造し、エンジンなどの機器を取り換えたものがW3000形です。つまり、今回の「昭和」への改造は、同車にとって2回目の更新工事ということになります。
青い車体で、桜がシンボルマーク。車内には木材を多用し、ソファやテーブルを置いています。昭和時代に阪神電鉄が所有していた「阪神電気鉄道311形」をモデルに、JR九州の豪華寝台列車 「ななつ星in九州」 などで知られるデザイナー<水戸岡鋭治>さんがデザインを手掛けています。
鳥取県東部の郡家駅(八頭町)と若桜駅(若桜町)を結ぶ約19.2キロをほぼ毎日運行する予定。地元の人々の通勤・通学手段となるほか、休日の観光ツアーにも活用される。停車駅では、マグカップやトートバッグなどの関連グッズも販売されます。