「刀3振りの特別展示会」@史跡足利学校
1月
13日
展示品のうち、清光(画像・下)は全長86・9センチ。「清光作」と銘が刻まれ、装飾が施された鞘も見ることができる。安定は全長107・6センチと最も大ぶりで、江戸時代中期のものとみられる赤いさやが付いている。
景国は1862年に作られ、「晴雲斎源景国(せいうんさいみなもとのかげくに)」(画像・中)と刻まれている。同時期に足利学校で脇差しを作刀しており、今回の展示品も同学校で制作した可能性が高いという。
展示会は、坂東武者に扮(ふん)した市民らが市内を練り歩く「節分鎧(よろい)年越」など、さまざまなイベントを実施する「足利冬物語」の一環。昨年3~4月に市立美術館で開かれた山姥切国広展に感化された所有者2人が、同学校に貸与を申し出て実現した展示会です。