神戸ご当地(823)「鬼瓦」@神戸メリケンパークオリエンタルホテル
12月
8日
1964年(昭和39年)、日本最古級の西洋式ホテルとされる 旧「オリエンタルホテル」が京町25番地に移転しホテル建物が新築された際、ホテルのアッパーラウンジの壁面に2体の巨大な「鬼瓦」が設置されました。
その後、1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災の発生により、旧「オリエンタルホテル」は甚大な被害を受け、惜しまれつつ歴史の幕を下ろすことになり、この「鬼瓦」は その当時ホテルにあった“日本で唯一”ホテルに建つ 「公式灯台」・「歌碑」 とともに、同年7月に開業が決まっていた 「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」 に受け継がれました。
灯台と歌碑は、ホテル最上階14階のバルコニーへ、鬼瓦は4階の宴会場フロアの壁面に設置されましたが、2014年6月、宴会場のリニューアルを機に鬼瓦は一旦撤去され、ホテル内の倉庫にて保管されていましたが、神戸開港150年記念行事に合わせ、ホテル3階の正面玄関の左右に復活させることになりました。
鬼瓦は兵庫県朝来市出身の彫刻家で文化勲章受章の故<淀井敏夫>氏の作で2基あり、ともに高さ約1・8メートル、幅約1・6メートル。