「日本酒鑑評会の表彰制度復活」@大阪国税局
11月
12日
全国11国税局で唯一、制度がありませんでしたが、管内に神戸・阪神間の「灘五郷」をはじめ、多くの酒どころがあることから「酒造技術と品質の向上」を狙って復活を決めたとのことです。
鑑評会は、酒造業を管轄する各地の国税局が毎年開催しています。近畿2府4県を担当する大阪国税局でも1980年から「吟醸酒・純米酒研究会」として始まり、91年から優秀な酒を「金賞酒」として表彰していました。しかし、若者を中心とした日本酒離れなどを受け、醸造業者から「清酒全体の需要振興が必要なのに、吟醸酒など特定の酒に賞が偏っている」などの意見が上がり、99年に表彰制度を廃止していました。
その後も鑑評会は継続し「総合品質が良い」とする酒を選定。出品者に鑑定評価を伝える成績通知書を交付してきました。ただ、公表は銘柄名ではなく製造場のみにとどめられていました。
一方、他の国税局では、管内業者の出品した酒の味や香り、色を審査して「優等賞」(東京)「大賞・金賞」(福岡)などを選び、業者名や酒の銘柄を公表しています。
大阪国税局は今年4月、制度の復活を決め、管内の業者に通知。10月上旬にあった鑑評会には、吟醸酒などの2部門に97製造場が164点を出品しています。評価員は真剣な表情で酒を口に含み、舌触りや風味などをじっくりと鑑定。11月13日(月)の表彰式で、数十の銘柄に優秀賞を与え、同国税局のホームページで業者名とともに公表されます。
投稿日 2017-11-12 19:57
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2017-11-12 21:11
ワオ!と言っているユーザー