JR東日本長野支社は10月26日、中央線 新宿駅~松本駅間で運行する特急列車「スーパーあずさ」に、12月23日から新型車両「E353系」を導入することを発表しています。現在運行しているE351系の後継となる車両で、3両3編成、9両3編成の計36両を導入します。現行車両E351系を、来年3月のダイヤ改正を機に全て引退させる予定です。
E353系は特急「あずさ」伝統の紫色をアクセントに引き継ぎながら南アルプスの雪色や松本城の青みがかった漆黒を表現した、「伝統の継承、未来への躍動」をコンセプトとする外観。空気ばねによる車体傾斜装置や動揺防止装置で乗り心地を向上させたほか、各デッキへの防犯カメラの導入などのセキュリティ向上を図っています。
また、車内はLED間接照明を採用するほか、空気清浄機、フルカラーLEDの車内案内表示器を装備。E351系ではスキー板などを想定した荷物置き場をデッキに備えていたが、E353系ではスーツケースなどにも対応する荷物置き場を1備えています。
シートは普通車、グリーン車ともに可動式まくら(ヘッドレスト)を装備。全座席にE351系よりも広くなったテーブルと、AC電源を備えています。
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