今年の読書(103)『佃島渡し船殺人事件』風野真知雄(文春文庫)
8月
26日
年の瀬のちゅくだじまで、渡し船が突如突っ込んできた船に当て逃げされ転覆、乗っていた四人が死亡、船頭以外の死体には、刺し傷があり、単なるじこでないとのことで、<根岸>が動き出します。
馴染の<栗田>や<坂巻>も登場、本筋とは関係ありませんが、淡い失恋話も挿入されています。
今回も昔なじみの<五郎蔵>の協力のもと、お船手組と佃島衆の諍いをはじめ、船を使った押し込み強盗を見事にわなに嵌めて一件落着です。