神戸ご当地(434)【放香堂・日本最古の加琲店】@中央区元町通3丁目
4月
13日
日本初の珈琲を出す喫茶店は、神戸元町商店街にある宇治茶の専門店<放香堂>で、「神戸開港150年」の ポスター にも、神戸が発祥ということで「COFFEE」が取り上げられています。
<放香堂>は天保年間(1830~1844)に京都で創業、1868(慶応3)年、神戸港開港に合わせて商館を設け、日本茶の輸出と珈琲の輸入を手掛けています。
1874(明治7)年、現在の神戸元町通3丁目に宇治茶の小売り店舗を開業、1878(明治11)年には店内の座敷で珈琲が飲めるようになり、珈琲豆の粉の販売を始めています。
神戸市立博物館所蔵の『豪商神兵湊の魁』(1882年)には、お店の前にゴザを敷き、焙煎した珈琲豆を広げている様子が描かれています。
昨年10月には、お茶を販売する店舗の西側に【放香堂・日本最古の加琲店】の看板を掲げて、喫茶部門が復活しています。