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今年の読書(120)『花工房ノンノの秘密』深津十一(宝島社文庫)

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今年の読書(120)『花工房ノ...
前作 『コレクター 不思議な石の物語』 に次ぐ、(宝島社文庫)として2作品目が本書です。

札幌市すすきのにある花屋『花工房ノンノ』でアルバイトをする<山下純平>は北都大学生、三才の時に母親をガス中毒事故で亡くしていますが、自らも青いお花畑を目にしながら、生死の境を漂う臨死体験を経験しています。

ある日『花工房ノンノ』の忘年会で、臨死体験の話を持ち出すと、その光景とそっくりな動画サイトをネットで見たと同僚の<細井祥子>に教えられ、二人で確認するとすでに削除されていました。
このネットを調査しようと<細井>は動いていましたが、ホテルのランチバイキングで食中毒を起こし、その原因が「ソライロアサガオ」のタネに含まれる成分だとわかります。

事件の解明に手に負えなくなった二人は花屋の娘<絵里子>に相談、彼女は同級生の学習塾の講師<前園>を紹介、彼が探偵役として事件にかかわり、持ち前の知識で名推理を展開していきます。

花屋を舞台としているだけに花に関する話題が豊富で、「なぜ人は、花を愛でるのだろう」という、冒頭の言葉の解答でもあり、お花好きの方には<ぜひ一読>のミステリーでした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2015-08-31 08:09

面白そうですね〜!お花がいろいろ出てくる探偵小説なんて新鮮です。これは是非読んでみなくては!メモメモ。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2015-08-31 08:15

花好きとしては、面白く読めると思います。
面白い記述も多々ありますが、ネタバレになりますので、秘密です。 (笑)

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