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- ファルコン昆虫記(626)旅路の果て(16)【ヒメウラナミジャノメ】(4)
梅雨の時期らしく雨の降る日が続いていますが、雨の途絶えたしばしの合い間に活動をしている【ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇の目)】です。
平地から山間部まで行動範囲は広く、比較的に草の上の低い部分をぴょんぴょんとジグザグに飛んでいますが、「ヌルデ」 の葉の上で休憩中を撮影できました。
【ヒメウラナミジャノメ】は、落ち葉などの間で幼虫の形態で越冬、春から秋のなかばまで活動、年3回ほど発生します。
おそらく写真の蝶は、越冬をした春先の第一陣だとおもいますが、前翅・後翅とも欠けた状態で痛々しく、いつもながら自然界で生き延びる難しさを教えてくれる旅路の果ての姿です。
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