ファルコン植物記(1327)赤紅色の【ノゲイトウ】
10月
28日
ヒユ科ケイトウ(セロシア)属の一年で、原産地は熱帯アジア地域、属名の「セロシア」でも流通しており、属名の「Celosia」は、ギリシア語の「keleos(燃える)」からきており、花姿を「炎」に見立てての命名です。
属には約60種ほどが分類されていますが、園芸的に栽培されているのは「アルゲンテア」とその変種がほとんどになります。
日本には中国から古い時代に渡来しており、『万葉集』にも「韓藍」という名で4首が詠まれています。
我がやどに 韓藍蒔き生ほし 枯れぬれど 懲りずてまたも 蒔かむとぞ思う
< 山部赤人 巻3ー384 >