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- ファルコン植物記(1249)深く切れ込んだ大きな葉【パンノキ】
クワ科パンノキ属の常緑高木として、成長しますと樹高15メートルほどに達します。
偶然高さ1メートルほどの【パンノキ】と遭遇、60センチほどある大きな葉姿で、写真のアングルに困りました。
属名の「Artocapos(=パンノキ)」は、ギリシア語の「artos(=パン)」と「karpos(=果実)」から名づけられています。
ポリネシアを原産とし、葉は7~9裂の掌状、雌雄異株で、果実は黄色~黄褐色で10~30センチほどの大きさです。
果肉に澱粉を含み、蒸し焼きや丸焼きにして食用になることから、18世紀末にイギリスの海軍司令官<ウイリアム・ブライ>によって、黒人奴隷の食料として西インド諸島に導入されたことで有名になりました。
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