ファルコン昆虫記(415)ノキシノブの葉先に【ヒメマルカツオブシムシ】(2)
4月
24日
甲虫目(鞘翅目)カツオブシムシ科カツオブシムシ属の昆虫で、幼虫は主として毛織物の動物性の繊維や乾物類を餌とする害虫です。
体長は2.5ミリとカツオブシムシ科の中では小さく、短い楕円形で背面には細かい鱗片の毛が全体に生えています。
全体的に体色は灰黄色に見え、褐色と黒っぽい横帯模様が入ります。
年一化性として幼虫のまま越冬し、6~8回の脱皮を経て成長、3~4月頃に蛹化、4~5月頃に羽化します。
成虫後約10日間の間に交尾と産卵を済ませ、この期間は光から逃れようとする負の走光性をみせる特性がある昆虫です。