今年の読書(44)『さくら草』永井するみ(創元推理文庫)
4月
2日
14歳の少女がラブホテルの駐車場で殺害され、ローティーンの人気高級ブランド「プリムローズ」を身に着けていたのを気に掛けた<白石>が、ベテラン刑事の<俵坂>とペアを組み、殺人事件の捜査に当たることになります。
捜査を進める過程で、またもや「プリムローズ」ファンの12歳の少女の連続殺人事件が発生してしまいます。
クリーニング店主の身内で起こった悲しい事件と、アパレルとしての「プリムローズ」のやり手女性プロヂューサー<日比野晶子>の動きが複雑に絡み合い、最後まで読者を飽きさせません。
<白石>刑事を主人公とする続きを読みたいと感じさせる内容でしたが、残念ながら著者は2010年9月に亡くなられていますので、シリーズ化はかなわぬ夢となりました。
投稿日 2013-04-03 09:42
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-04-04 00:15
ワオ!と言っているユーザー