今年の読書(109)『怖い話』福澤徹三(幻冬舎文庫)
9月
24日
小説ではなく、「怖い話」をまとめたエッセーに近い形式ですが、飽きずに楽しめました。
文中にも出てきますが、広告の営業や水商売、デザイナー、コピーライター、専門学校講師など、さまざまな職歴を経験されて、2000年『再生ボタン』で作家デビューしています。
各章が、「怖い食べもの」「怖い会社」「怖い虫」と、<怖い>というタイトルが付けられ、その話題に関する事例や知識が楽しめます。
わたしは、「怖い酒」という章に魅せられて手にしてみました。
著者自ら酒飲みであると自認されていますが、<健康というのは、ひとつの思想であって、かくあるべしと一律にくくれるものではない。健康健康と、朝から晩まで体調を気遣っているほうが病的ではないか>には、ごもっととですと相槌を打たざるを得ません。
また病気に関しても病院には行かないと断言し、<医師が診断するまでは、病気ではない。医師が診断するから病名がつく>には、笑わせていただきました。
話しのネタとして雑学的にも内容が濃く、気軽に読むには面白い一冊だと思います。
投稿日 2012-09-24 21:23
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投稿日 2012-09-25 16:36
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投稿日 2012-09-24 23:06
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投稿日 2012-09-25 16:38
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投稿日 2012-09-25 06:02
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投稿日 2012-09-25 16:39
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