今年の読書(25)『カエルの子は』峰月皓(メディアワークス文庫)
2月
24日
日々、小さな子供相手に明け暮れているなか、突然彼を父親だという少年が飛び込んできます。
芹沢がアメリカ滞在中に、関係を持った女性が母親として話しは進んでいきます。少年は母から聞かされた「かっこいいお父さん」を求めてやって来た、と言います。
子供好きなのに、笑顔の出来ない女性の上司を通して、遊園地を舞台に繰り広げられる、人と人、兄妹、親子のぎこちない愛情物語です。
無鉄砲ながら真っすぐに取り組む子供たちの姿を通して、夢を持ちながら現実に情熱を失くした大人への忠告でもあり、応援歌かもしれません。
最後まで母親が誰だとは分かりませんが、深刻に読むのではなく、息抜きに適した大人のメルヘンです。
投稿日 2012-02-28 08:23
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2012-02-28 17:45
ワオ!と言っているユーザー