『君の望む死に方』石持浅海(祥伝社文庫)
12月
4日
今回取り上げた『君の望む死に方』は、倒叙型の推理小説で、「刑事コロンボ」のようにあらかじめ犯人が分かっていてストリーが展開していきます。
冒頭、主人公が死んでいる描写から始まります。
癌告知を受けて余命6カ月しかない社長が、あえて自分の会社の社員に、自分を殺させる企みを考えます。
その社員の父親は社長と二人で会社を興した仲間でしたが、社長自身が過ちで殺した秘密があり、息子にかたき討ちをさせてやろうという設定です。
読み方を変えれば、一種の企業小説的な内容でもありますが、最後はどう終わらせるのかを先読みしながら、最後まであきることなく読めました。
投稿日 2011-12-08 09:39
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2011-12-08 18:43
ワオ!と言っているユーザー