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神戸:ファルコンの散歩メモ

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『いつか虹の向こうへ』伊岡瞬(角川文庫)

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『いつか虹の向こうへ』伊岡瞬(...
主人公は元刑事<尾木遼平>46歳、傷害事件で相手を死なせてしまい妻とは離婚、5年の刑期を終え、今は別れた妻に払う慰謝料のために売り出している家で、3人の居候と奇妙な同居暮らしをしています。

ある日酔って帰宅中、3人の暴漢に襲われますが居合わせた21歳の<高瀬早紀>の機転でなんとか切り抜けたものの、<早紀>までが居候として転がり込んできます。

<早紀>は、やくざの檜山組の会長<檜山景太郎>の甥の<久保裕也>と組み美人局を行っていましたが、<久保>が橋の上から落とされて死亡、<尾木>は<檜山>から真犯人を見つけ出すべく脅しをかけられ、<早紀>の無実のために奔走することになります。

よれよれの酔っぱらい<尾木>と、それぞれに過去を持つ居候3人の人生を交差させながら、骨太のハードボイルドアクションが楽しめ、またタイトルの「虹」の意味合いが切なく心に残る一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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神戸花時計(5)【G8環境大臣会合(2)】

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神戸花時計(5)【G8環境大臣...
神戸の街中で、「G8環境大臣会合」の関連事業が数多く開催されています。
それにあわせて、また花時計のデザインが変わりました。

前回もG8のテーマでしたので、そのまま使えばいいと思いますが、新しいデザインで作りかえられました。

シロタエギク(白)、マリーゴールド(黄)、ペチュニア(青)、ローズマリー(緑)の4種3000株の作品です。

市のコメントは、「花をめでることで環境保護に理解を深めてもらいたい」(読売新聞の記事より引用)とのことですが、わたしには抽象すぎて理解できません。
また、街路樹の足元をいじめるような行為をされる側のコメントとして不適切ではないかと、感じております。
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何を考えているんでしょうか?(3)

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何を考えているんでしょうか?(...
阪急三宮駅の線路沿い山側にある通りを、地元の人たちはサンセット通と呼んでおります。

某会合があり、少し早めに出て、この通りを久しぶりに歩いておりました。

金曜日で給料日と重なり、多くの人たちが足早に歩いておりましたが、わたしはいつもの散歩ペース。

「何かおかしいなぁー」「んんー、何か違うなぁー」

違和感を抱きながら暫く歩いていて、分かりました。

5,6メートルおきに立ち並ぶ歩道のポプラの根元が、モルタルで覆われ、ご丁寧なことに歩道の色と近いペンキが塗られていたのです。

何を考えているんでしょうか? 意味が分かりません。

一般の住宅街ですと、街路樹の足元には、雑草が生い茂るか、今でしたら、タンポポやポピーとかデイジーの花々が咲き誇る足元です。

土ですと、雨が降れば浸み込んで、樹木にとってもありがたい補給水のはず。

何のために、モルタルで土の部分を隠さなければいけないのか、理由がまったくわたしには理解できません。

期しくも神戸はこの日からG8の環境大臣会合が始まる日。
雨水を無駄に流すようなシステムは、エコどころではありませんし、土と緑の環境を切り取るような行為も許しがたいと思います。

本当に、なさけないことばかりの我が街です。
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横溝正史生誕碑@中央区東川崎町5-9-1

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横溝正史生誕碑@中央区東川崎町...
本日5月24日は、「金田一耕助」を探偵役とした推理小説で有名な<横溝正史>のお誕生日です。

大丸ミュージアムKOBEでは、私の母校の兵庫県立兵庫高等学校創立100周年記念展として、出身者の<小磯良平>と<東山魁夷>の展覧会が開催されていますが、<横溝正史>も母校(当時:神戸二中)の大先輩にあたります。

生誕地は、中央区東川崎町。ちょうどハーバーランドの東側になります。ご近所にはダイエーの<中内功>さんの生家もあった地域です。

1902年(明治35年)が生まれ年ですが、生誕100年を超えた2004年に、この生誕碑が設置されました。

メビウスの帯を主題としており、複雑に絡み合った難事件を解決してゆくイメージを表現されているとのことです。
余談ですが、後ろに見える黄色い線は、防潮堤の扉で、いかにも海岸に近いことが分かる雰囲気でしょう。

昨年には、世田谷区にあった書斎を、山梨市に移築され、「横溝正史館」として公開されているようです。

戦後の退廃的な社会状況や倒錯的な性が絡み合う筋書き、田舎の因習や血縁関係を軸とした作品が、どのような書斎から生み出されたのか興味がわきますが、山梨までは時間が取れそうにもありません。
#アート #伝統 #作家 #文化 #芸術

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フォルクローレ(2)【タキスン】@JR神戸駅前広場

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フォルクローレ(2)【タキスン...
神戸は、暑いお昼間でした。
JR神戸駅前の広場にて、聞きなれたケーナーの音色とともに、演奏が行われておりました。

CDも発売されている、フォルクローレのグループ【TAKISUN(タキスン)】達です。
いつもは3人組のように記憶しているんですが、本日は2人で演奏をしておりました。

「タキスン」はケチャ語で、「歌いましょう」という意味で、ペルーのクスコ出身のグループです。
全国を回っていますので、どこかの駅前で見られた方も多いと思います。

写真を撮りましたのは、この暑さの中、マントの衣装での演奏は大変だぁーと思った次第。

民族衣装でないとフォルクローレの感じが出ませんが、暖かい日差しの下では、不向きなスタイルではないかと思いながら、演奏に聞き入っておりました。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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子供と絵本

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子供と絵本
神戸ハーバーランドの商業施設、「ビーズキス」が、家族向けの「ファミリオ」に変わって1か月ほど経ちました。

従来の若者向けから、子供がまだ小さい家族向けにと対象を変更しての再出発です。「家族向けなら固定客をつかめると判断した」との運営会社のコメントですが、さて今後はどうなるのでしょうか。

オープンの時から感じておりましたが、「これまた駄目だなぁー」の感想を持っております。

写真は、「絵本ライブラリー」と称するコーナーです。案内書には、「知育・エコロジーの観点を取り入れ、子供の発想力を育てるコンテンツがちりばめられたワクワク空間」とあります。

ため息がでてしまいました。本当に子供の行動を考えた空間とは私には思えないのです。

きれいに並べられた数百冊の本。きれいに並べられたテーブル間隔。親子で向き合う椅子の並べ方。小さい子供達は、このような理路整然とした空間で、本を楽しめることはできないでしょう。まるで、学校の教室と変わらない空間です。

床に寝転がったり、壁にもたれたり、隠れたりと好きな姿勢で読むものです。

大人の机上論でのデザインでは、子供達は楽しむことはできません。

写真の色がもひとつですが、ストロボは控えて撮影いたしました。
残念ながら、気にかけるほどの親子の姿はなかったんですが・・・。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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神戸残像(4)【金山画伯】旧宅之地

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神戸残像(4)【金山画伯】旧宅...
<金山平三>(1883~1964)は、神戸市民でもあまり馴染みがないようですが、神戸出身の洋画家です。

<黒田清輝>らに師事し、『夏の内海』(1916)にて文展特選第二席、『氷すべり』(1917)で特選第一席と受賞を重ね、36歳にして帝展審査員に選ばれています。

この石碑は、生家であった花柳界で賑やかだった花隈の一角に建っています。フェンスで囲われており、中には入れません。

<金山平三>には、子供がおりません。
どうしてこのような石碑があるのか? この旧宅地跡は現在どのような立場で管理されているのか? 雑草を眺めながら、少しばかり気になりました。

近所の不動産屋にも確かめてみたんですが、金山平三との名前を言いましても、「誰ですか?」とのご返事でした。

まだまだ裏道には、興味を引く世界が隠れていそうで、なかなか散歩はやめられません。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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恐縮です@【永井商店】兵庫区荒田町3丁目

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恐縮です@【永井商店】兵庫区荒...
酒屋さんの木製看板を、店先で一杯呑みながら捜し求めて散歩しておりますが、なかなか拝見する機会に恵まれません。

そんな折、兵庫区荒田町の永井商店さんに寄せていただきました。
りっぱな木製看板が正面に2枚、堂々と掲げられています。
ガラス戸越しに、店内を覗きましても人影がありません。仕方なく、「こんにちわ」と声を掛け、中に入りました。

80半ばのおばあちゃんが出てこられました。「すいません、一杯やりたいんですが」
「いいですよ」

店内にも横長の「菊正宗」の金文字看板。写真を撮らせて頂き、お酒談議にておばあちゃんとの話に花が咲きました。

現在のお店は、終戦の昭和20年からで、その前は同じ町内のみなと幼稚園辺りで、営業されていたのですが、空襲で焼失されて、こちらに移られてきたとか。

「日本酒も人気がないみたいですし、立ち呑み客も減って経営も大変でしょうね」
「わたしが死んだら、この店も終わりですねん」

どの酒屋さんも後継者がいません。大型スーパーで購入するか、コンビニで買われる人が大半を占め、売上は年々激減しているとのことです。
「酒屋と米屋はつぶれんと言われておったのに、あきませんわ」

店内の菊正宗の金文字看板は、昭和45年頃大阪の業者さんがお店を下見に来られ、取り付けてくれたとか。当時は、かなりの賑わいをみせていた様子が、おばあちゃの言葉から察せられます。

わたしはそれこそ立ち呑みですから、立って呑んでおりますが、おばあちゃんもお話の最中ずっと立たれたままで応対してくれておりますので、気になり「椅子に座ってくださいね」とお願いたしましても、毅然とお話が続きます。

棚の小口に使われている桜の丸太も黒光りしていて、拭き掃除の年月を感じさせてくれます。

もっとお話を伺いたかったのですが、お疲れが出てはと、失礼することにしました。

「お勘定お願いします」
「いらん」
「エエッ、そんなん困ります」
「楽しかったわ、お酒の話や看板の思い入れがよう分かったから、ええねん」
「イヤァー、こまります」
「年寄りの言う事はきくもんや。わたしの性分やさかいな」
「ンンー、恐縮です・・・」

頭を深々と下げて「ごちそうさまでした」の一言で、お店を出ました。「ええんかいなぁー」

いつまでもお元気で、看板を守ってほしという思いと感謝で一杯の、帰り道でした。
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<賑やかな看板>

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<賑やかな看板>
お昼御飯、何にしようかと歩いておりました時、うどん屋さんの看板が目に留まりました。

お店自体は、一本裏側の路地にあるようで、目立つようにと、路地の入り口に立てかけられておりました。

「あまから手帳」や「MEETS」のグルメ雑誌の表紙が貼られていますので、きっとその雑誌に掲載されているんでしょうね。

肝心のメニューの単価表が見えなくなっていますが、どうにかして路地裏のお店まで足を運んでもらおうという考えは理解できます。

理解できますが、わたしの感性には賑やか過ぎて、別の店へと通り過ぎてしまいました。
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屋根の上の看板

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屋根の上の看板
山陽須磨駅で、3番線に入る特急電車を4番線に停車している普通電車の中で、待っておりました。

国道2号線より、駅のプラットフォームの方が7・8メートル程高いでしょうか。
座っている電車の中から、何気なく隣接する民家の屋根に目を向けますと、驚いたことに屋根に店名が書かれていました。

よく山陽電鉄を利用いたしますが、乗車位置をあまり変えませんので、今まで気が付きませんでした。

商売熱心だと、感心いたします。
これ見てお客さん行くのだろうかな?どちらのお店が先なのかな?共同で提案されたのかな?
そんなつまらない事を、特急待ちの時間つぶしのネタにしておりました。
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