< 2002年に登場した「泉の広場」の3代目の噴水 >
< 11月にリニュアルされる「泉の広場」のイメージ >
大阪・梅田の地下街で待ち合わせ場所として親しまれてきた「泉の広場」の噴水が、リニューアル工事に伴い5月に撤去されます。現在の噴水は2002年に登場した3代目で、49年にわたり行き交う人々の思い出を彩ってきました。工事が目前に迫り、別れを惜しむ人が相次いで訪れているようです。
「泉の広場」は地下街「ホワイティうめだ」の一角にあります。「地下街は味気ない」という市民の声に応え、1970年に初代の噴水が誕生。1981年、白を基調にした2代目にバトンタッチしました。
大理石製の3代目はイタリア・ミラノの彫刻家がデザインし、2002年に登場しましたが、広場を多くの人が集まるイベントに使うため、撤去されますが、人々が集う場所としてリニューアルされるとのことで、「泉の広場」という名称はそのままに、フルカラーLED照明とステンレス鏡面仕上げをした枝と葉で、水をイメージした生命の木「WATER TREE」(仮称)を表現。床には水面が揺らめき、季節やイベントに合わせて演出を変えていくようです。
5月5日に泉の広場での最後のイベントが行われ、6日に2期エリア(泉の広場周辺)の全店舗の営業が終了。9日から対象エリアの通路が閉鎖され、11月下旬のリニューアルオープンを目指します。
瀬戸内海を一望できるレストラン「GARB COSTA ORANGE」(ガーブ・コスタ・オレンジ)が「淡路サンセットライン」(兵庫県淡路市郡家1033-1)に完成、本日27日11:00に開店します。
人材派遣大手パソナグループ(東京)と、飲食店運営バルニバービ(大阪市)による合弁会社「アワエナジー」がてがけ、3階建て300席(テラス席190席)のレストランです。
いつでも少し他とは違うスタイルを持ったお店であり、時代の少し先をゆき、常に何かを発信し続ける個性を大切にするバルニバービのメインブランドが「GARB」です。豊かな自然に囲まれた淡路島の中でも、多くの人々を魅了する絶景のサンセットを一望する場所で、本格薪窯ピッツァと地産地消の食材を使ったイタリアンを主軸に、オリジナルカクテルやBBQを楽しめるレストラン&カフェとなっているようです。
料理は大阪・天神橋で予約の取れないイタリアンとして人気を博した「イル・チプレッソ」の<高島朋樹>シェフが腕を振るう島内の食材を使ったイタリアン。「今、この場所で、ここでしか作れない料理」を軸に島内でとれた食材の鮮度、温度、味のバリエーションを試行錯誤した高島シェフの一皿が堪能できるとか。
< 港南側(東側)から高輪ゲートウェイ駅(右下)と、4街区・3街区を望む(画像:JR東日本) >
JR東日本の高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)の周辺進める「品川開発プロジェクト(第1期)」が、都市計画決定されました。高輪ゲートウェイ駅周辺に、「グローバルゲートウェイ品川」のコンセプトのもと、複数の高層ビルが立ち並ぶ計画です。
2020年春、山手線と京浜東北線の田町~品川間に新駅の 「高輪ゲートウェイ駅」 が開業する予定です。この駅に隣接する形でJR東日本は現在、品川開発プロジェクト(第1期)を進行中。今回、この都市計画が、国家戦略特別区域会議と内閣総理大臣による認定を受けました。
計画は、港区の港南二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目、三田三丁目にまたがる約9.5ヘクタールの敷地(都市再生特別地区)に、北から「1街区」「2街区」「3街区」「4街区」を設定。1街区と3街区、4街区は高さ約164m~173m(地上30階~45階)の高層ビルが建てられます。建物には、居住施設(約860戸)をはじめ、インターナショナルスクール、多言語対応の子育て支援施設、文化創造施設、宿泊施設などが入る計画です。
「品川開発プロジェクト(第1期)」は、まちづくりのコンセプトである「グローバルゲートウェイ品川」にふさわしい景観を実現させるため、まち全体のデザイン構想では、建築デザイン事務所の「Pickard Chilton(ピカード・チルトン)」と「隈研吾建築都市設計事務所」が起用されました。
JR東日本によりますと、街全体のデザイン指針として、各街区の複数建物を「日本列島の島々」に見立てて「アーキペラーゴ(列島)」を創出。さらに、かつて海岸線であった場所の記憶を想起させる滑らかな「フロー(流れ)」のような歩行者ネットワークを整備するといいます。
低層部は各建物の豊かな緑を連ねることで、都市に“緑の丘”を構築。高層部は頂部に統一した動きをつくり、各建物が個性を持ちながらも「群としての一体感」を表現。高輪ゲートウェイ駅前は、「エキマチ一体まちづくり」の象徴として、和を感じられるデザインの新駅と、緑豊かで滑らかな曲線を持つ4街区建物によってつくり出される「360度の広場空間」を形成するということです。
街の中心となる、街区のデザインは、Pickard Chiltonと検討。外装は「象徴的なアイデンティティの創出」「ヒューマンスケールな空間表現」「海岸線を想起させる全体デザインに調和する『フロー』が生み出す良質な空間形成」をデザインの指針としています。
「品川開発プロジェクト(第1期)」は、2020年ごろの工事着手を目指して関係各所と調整が進められます。「まちびらき」は2024年ごろの計画です。
神戸市認定伝統的建造物「ラインの館」(神戸市中央区)が4月22日(月)にリニューアルオープンします。
同館は、建築後約100年を迎え建物内部が老朽化したため、2014年に耐震診断を実施したところ、耐震補強が必要と判明。公開活用する文化財建造物としての安全性を確保するため、2015年6月より休館(庭園のみ公開)、2016年4月より庭園を含め全面閉鎖されていました。
今回は全面解体による修理と耐震対策・防火対策の工事をはじめ、トイレリニューアル、敷地内整備、煉瓦塀補強などが行われています。
火災で損壊したフランスのノートルダム大聖堂の再建をめぐり、元通りの姿に復元すべきか、新デザインにすべきかで、国内論争が起きています。
政府は17日、尖塔の再建について、世界中の建築家に呼びかけて国際コンペを行うと発表しました。<マクロン>大統領はこれに先立ち、5年以内の再建を目指す方針を掲げ、「より美しい姿にしよう」と呼びかけ、デザイン変更に前向きな姿勢を示しています。
これに対し、保守系の最大野党「共和党」の<ボキエ>党首は「元通りの姿にすべきだ」との考えを表明。同党幹部は「大統領は謙虚になるべきだ」と注文付け、「国民の声を問う」としてインターネットの意見募集を開始しています。極右「国民連合」の<ルペン>党首も、新デザインの導入に反対しています。
文化財の建築家の間でも意見が分かれています。「耐久性を優先し、木造の骨組みや鉛製の屋根は、現代の軽い金属に替えるべきだ」との声に対し、「歴史的建築物は忠実に再現すべきだ」との反論が出たいるようです。
大聖堂は14世紀に完成。尖塔は倒壊の危険から18世紀に撤去されました。19世紀、文豪<ユゴー>の呼びかけで大聖堂が全面修復された際、建築家<ビオレ・ル・デュク>が、かつての尖塔に新デザインを加えて復元しています。
フランスで2019年4月15日夜(現地時間)に大規模火災が起きたユネスコ世界遺産ノートルダム大聖堂で16日、当局は内部の損壊を検証しています。ルモンド紙(電子版)によりますと、尖塔や鉛製の屋根が崩落した際、火炎は約800度の高温に達していたとみられています。
幸いなことに、先週には尖塔を囲む16体の銅像が作業のために移転されたばかりでした。
内部のビデオ映像では、大理石の床の上に屋根が崩落し、焦げたがれきとなって堆積しています。石柱の骨格は残っており、「バラ窓」と呼ばれるステンドグラス、「祭壇の十字架」は焼失を免れたようです。18世紀建造の「パイプオルガン」は放水で一部損傷しましたが、焼け残ったといいます。聖堂内の絵画は、修復のためルーブル美術館に移送されました。16日には倒れた尖塔内にあった「風見鶏」の像が、付近で回収されています。
「風見鶏」は青銅製で1935年、当時の大司教が信者を守る精神的な避雷針として設置。内部には磔刑にされたキリストの頭にかけられた「イバラの冠」のトゲ一本と、パリの守護聖人、聖ドニと聖ジュヌビエーブゆかりの品物が納められていました。大聖堂内に保存されていた「イバラの冠」は消防隊員が運び出して無事だったようです。
また、「バラ窓」は、<帚木蓬生>のパリ万博時代(1900年)を舞台とした『薔薇窓の闇 (上) ・ (下) 』の主人公・精神科医「ジュリアン・ラゼーグ」の心の拠り所として登場する貴重な場所として表紙にもなっているだけに、消失を危惧しておりました。
< 横浜アンパンマンこどもミュージアムのイメージ(画像:ACM) >
ACM(東京・港)は4月16日、運営する横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール(横浜市)を移転し、開業する新施設を7月7日にオープンすると発表しています。新施設は現施設から徒歩約10分の、同じみなとみらい(MM)21地区内に立地します。現在より広くなり、みなとみらい線・新高島駅から徒歩約3分とアクセスも向上します。現施設は5月26日で閉館します。
新施設の名称は「横浜アンパンマンこどもミュージアム」です。地上3階、地下1階建てで延べ床面積は約1万4千平方メートルと、現在の2.3倍に広がる。投資額は約70億円とか。
有料エリアのミュージアムは3階に設け、アンパンマンの世界を再現します。パンづくりを疑似体験できる「パンこうじょう」や、アンパンマンの街を再現した「みんなのまち」などがある。アンパンマンが登場するステージやイベントなどが開催されます。
無料エリアの1階には飲食店やショップなどが入る。2階にはミュージアムのチケット売り場やショップ、ベビーカー置き場などを設けています。地下1階は約120台を収容する駐車場となっています。
ミュージアムの入場料は1歳以上が一律2200円と、現在より700円引き上げられます。
< 高さ40メートルの天井から流れ落ちる滝(画像:EPA時事) >
シンガポールの玄関口、チャンギ空港に4月17日、新たな商業施設「ジュエル」がオープンします。
目玉は、高さ40メートルのガラス製ドーム天井から4階分の吹き抜けを屋内へ流れ落ちる「巨大な滝」です。水の柱を眺める各フロアにもジャングルが再現されているとか。
総工費は推計17億シンガポールドル(約1400億円)。レストランなど280店が入居し、ホテルも映画館も併設されています。
空港運営会社は「乗り換えで長い時間を空港で過ごすことになる利用者も多い。楽しめる施設を増やす必要がある」と新施設の狙いを説明。香港やドバイに勝つための集客強化策と位置付けているようですが、専門家からは「一度入国審査を通過しないと入れない施設をどれだけの乗り換え客が利用するというのか」と疑問の声もあるようです。
賃貸共同住宅で検知器基準法違反が発覚した 「大和ハウス工業」 のグループのダイワロイヤル(東京・千代田)は4月13日、複合施設「グラノード広島」の13階~20階にある「ダイワロイネットホテル広島駅前」を開業します。
駅から徒歩4分の好立地を生かし、ビジネスや観光など幅広い客層を取り込む狙いです。同ブランドのホテルは広島県内で2カ所目になります。
ホテルは大和ハウス工業が1日に開業した複合施設「グラノード広島」の13階~20階に位置しています。客室数は197室で、宿泊料金は1室当たり7500円~3万5000円程度。宿泊者のうちインバウンド(訪日外国人)の比率は3割程度を見込んでいます。インバウンドのニーズにも対応するため、フィットネスルームを20階に設けています。
グラノード広島は地上20階建て地下2階、高さ90.75m延べ床面積は約5万平方メートル。広島駅北口の「二葉の里地区」の再開発事業で大和ハウス工業が手掛けました。1階と2階には飲食店や保育園があり、3階~11階はオフィスフロアとなっています。オフィスは約8割の入居が決まっています。
< 大和ハウス工業の本社ビル >
建築業界に身を置く立場として、「レオパレス21」 の悪質な施工に対して憤りを感じ、その後の経過を注目していますが、なんと今度は「大和ハウス工業」の違法が発覚。本日4時半から大阪市内で記者会見が行われました。
「大和ハウス工業」は12日、関東地方6都県で2001(平成13)年1月~22年6月に販売した200棟の賃貸共同住宅で、鉄骨の柱に防火安全性が不十分なおそれがある仕様や、国の認定に適合しない仕様で設計していたと発表しました。また同社が全国29都府県で12年10月~25年2月に販売した住宅(戸建て住宅、賃貸共同住宅)1878棟では、基礎部分が国の仕様に適合していませんでした。計2000棟が建築基準法に不適合といいます。同社は内部通報を受けて社内調査を進め、判明したとしています。同日、国土交通省へ報告。「事態を厳粛に受け止め、原因究明ができ次第、再発防止策を報告する」としています。
鉄骨の柱をめぐっては、問題の200棟のうち73棟で建築基準法や消防法の防火基準を満たさず「防火安全性が不十分なおそれがある」と判断し、今月中をめどに改修工事を完了させる。工事費用は約1億円を見込んでいます。
鉄骨の柱が国の認定に適合せずに施工した建物は200棟のうち188棟ありました。第三者機関で安全性の確認を進め、3棟については建築基準法が求める安全性が確保されていると確認しているとか。残りの物件についても調査を進めます。オーナーや入居者には個別に説明し、必要な対応を取るとしています。
基礎の問題では、軟弱地盤や寒冷地、高低差のある敷地で、設計者が国の認定を受けた仕様を十分確認せず、設計していたようです。問題が見つかった1878棟のうち9棟は、第三者機関の検証で構造の安全性を確認。残りの物件についても調査を進めます。
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