最優秀短編映画賞『まっすぐな首』@<空音央>監督
8月
17日
<安藤サクラ>が主演し、『HAPPYEND』の<空音央>が監督・脚本を担った短編映画『まっすぐな首』(英題は『A Very Straight Neck』)が、スイスの第78回ロカルノ国際映画祭に出品されており、現地時間8月16日に授賞式が行われ、最優秀短編映画賞を獲得しています。
『まっすぐな首』は、2025年8月29日に開幕します第21回大阪アジアン映画祭で日本初上映され、8月29日と31日に大阪・大阪中之島美術館にてスクリーンにかけられます。
イラストレーター<楢崎萌々恵>によるショートコミック『I Will Go Ahead』を原作とする本作です。悪夢から目覚め、首の激しい痛みに苦しむ女性の姿を描いています。彼女は亡くなった昔の友人のことを思い出します。やがて過去と現在が混ざり合い、少しずつ彼女の世界はバランスを失っていきます。
約10分の短編は、中国の動画プラットフォームである「NOWNESS」が、<安藤サクラ>の身体性に焦点を当てた作品を<空音央>に依頼したことから生まれました。<安藤サクラのほか、舞台監督として知られる<北方こだち>も出演。『セノーテ』・『Underground アンダーグラウンド』の<小田香>が撮影監督、<アンゲラ・シャーネレク>に師事した<永井愛華>が編集を担っています。
ロカルノ国際映画祭では、新進気鋭の才能による短編や中編を紹介する「パルディ・ディ・ドマーニ」部門で上映。25カ国から集まりました40作品が国内、国際、作家と3つのコンペティションに分かれて紹介され、『まっすぐな首』は作家部門における最優秀短編映画賞を獲得しています。
なお、第78回ロカルノ国際映画祭では、<三宅唱>が監督を務め、<シム・ウンギョン>が主演を務めた映画『旅と日々』が、最高賞である金豹賞を受賞しています。