『ローマの休日』・『スパルタカス』」などの名脚本家<ダルトン・トランボ>が、自身の反戦小説を原作に、1971年に自ら監督・脚本を兼ねて映画化しました『ジョニーは戦場へ行った』は、1973年4月7日より日本初公開されていますが、このたび終戦80年企画として、4K版で2025年8月1日よりリバイバル上映されます。
第1次世界大戦でほぼすべての身体機能を失った青年兵士の視点から、戦争の本質や非人間性を浮き彫りにした作品です。
第1次世界大戦下のヨーロッパ戦線に出征したアメリカ人兵士「ジョー」は、砲弾を受けて目、鼻、口、耳を失い、運び込まれた病院で両腕と両脚も切断されてしまいます。首と頭はわずかに動き、皮膚感覚だけが残った彼は、姓名不詳の「407号」と呼ばれることになります。鎮痛剤を打たれ意識が朦朧とするなか、出征前に最愛の恋人「カリーン」と過ごした一夜や、釣り好きだった父との日々を回想する「ジョー」でした。
<ティモシー・ボトムズ>が主演を務め、<ドナルド・サザーランド>、『大統領の陰謀』の<ジェイソン・ロバーズ>、<マーシャ・ハント>が共演しています。
1971年・第24回カンヌ国際映画祭にて審査員特別グランプリ、国際映画批評家連盟賞などを受賞作品です。