「1ドル=144円92銭~144円94銭」(6月18日)
6月
18日
18日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続落でした。17時時点では前日の同時点に比べ44銭の円安・ドル高の「1ドル=144円97〜98銭」で推移しています。
中東情勢を巡る緊張が高まり、円やユーロなど主要通貨に対してドルを買う動きが優勢でしたが、が、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を18日に控えて様子見ムードも強く、円相場は次第に下げ渋っています。
イスラエルとイランとの間では軍事的な衝突が続いています。<トランプ米大統領>は17日、自身のSNSで「我々はしびれを切らしている」などと表明し、イランに無条件降伏を求めました。米軍がイラン攻撃に加わるとの見方から、円やユーロなどに対して「有事のドル買い」が広がりました。
日銀の<植田和男総裁>は、17日の記者会見で、日米の関税交渉について「(合意が)後ずれするほど通商政策を巡る状況が不確実という判断が続くことにならざるを得ない」と説明。金融政策を左右する基調的な物価上昇率についても「加速感を持って上がってるという状況ではない」などと語っています。早期利上げに慎重だと受け止められたのも円相場を下押ししています。