17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日続落し、前日比45銭円安・ドル高の「1ドル=145円20〜30銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=145円38銭」、高値は「1ドル=144円37銭でした。中東情勢の緊迫化を背景に流動性の高いドルを買って、円を売る動きが優勢となりました。
イスラエルとイランの軍事衝突が続いています。17日、<トランプ米大統領>は、
自身のSNSでイランに対して無条件降伏を求めました。「我々はしびれを切らしている」などとも投稿し、米国が軍事介入に動くことへの警戒が高まりました。市場では「有事の時のドル買い」に流れています。
円相場は上昇する場面もありました。
朝発表の5月の米小売売上高が「0・9%減」と市場予想を下回りました。米経済の減速懸念は円買い・ドル売りを促しています。米長期金利の低下が日米金利差の縮小観測につながったことも円相場を支えました。