5月の米小売売上高「０・９％減」＠米商務省

１７日、米商務省が発表しました５月の米小売売上高（速報値、季節調整済み）は前月比「０・9％減」の７１５４億ドル（約１０３兆６０００億円）でした。（０．６％減）を見込んだ市場予想を超える減少率となりました。マイナスは２カ月連続です。

＜トランプ政権＞の自動車関税発動を前にした駆け込み需要の反動減などが重しとなりました。

月ごとの変動が大きい自動車・同部品を除いた売上高も（０．3％減）でした。

業種別では自動車・同部品が（３．5％）、飲食料品は（０．7％）、建材・園芸用品が（２．７％）、ガソリンスタンドが（２．０％）、それぞれ減っています。家具は（１．2％）、衣料品は（０．8％）、雑貨などが（２．９％）、スポーツ用品や趣味、書籍などが（１．３％）それぞれ増えています。

全体の前年同月比は（３．3％増）、自動車・同部品を除いた売上高は、（３．5％増）でした。

関税措置によるインフレ再加速の懸念に加えて、イスラエルとイランの軍事衝突による先行き不透明感が高まる中、アメリカ経済をけん引してきた個人消費の動向が注目されます。

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