27日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に反落し、3連休前の前週末23日に比べ1円80銭の円安・ドル高の「1ドル=144円30〜40銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=144円47銭」、高値は「1ドル=143円88銭」でした。
<トランプ米大統領>が欧州連合(EU)に対する追加関税の発動時期の延期を表明しました。米株式相場が大幅高となり、投資家がリスク回避姿勢を緩めたことから低リスク通貨とされる円に売りが出ています。
27日、日本では財務省が需給の緩みが懸念されていた超長期債の発行額を減らすとの観測が広がったことから超長期債利回りが低下し、米国の超長期債にも買いが及んでいます。財務不安を背景とした米国の資産を避ける動きが弱まったのも円売り・ドル買いを促しています。