思い描いたような人生が送れず将来に対する漫然とした不安や焦燥感を抱くなど、人生の1/4が過ぎた20代後半から30代が陥りがちな心理状態である「クォーターライフクライシス」をテーマに描いた『わたしの頭はいつもうるさい』が、2025年5月16日より公開されます。
監督の<宮森玲実>が主演も務め、インディーズ映画の登竜門である第18回田辺・弁慶映画祭で俳優賞を受賞した作品です。
小説家を目指して上京したものの、泣かず飛ばずな25歳の女性「のぞみ」でした。彼女の頭の中では、田舎暮らしの高校生18歳の「ノゾミ」が、ちゃんと有言実行したか、東京でとひと花さかせたかと問いかけてきます。変わりたいのに変われないもどかしい人生に抗いながら、18歳の自分と対峙する25歳の「のぞみ」は、それまで向き合うことのなかったさまざまな事柄に気がついていきます。
日本大学芸術学部映画学科を卒業し、コロナ禍の頃から映画制作を開始したばかりの<宮森玲実>の初監督作品で、監督、脚本、プロデューサーのほか主演も自ら務めています。