日経平均株価(5月9日)終値3万7503円33銭
5月
9日
9日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比549円95銭(1.49%)高の3万7478円58銭でした。取引時間中として3万7000円を上回るのは、(3月28日)以来となります。
米関税政策への懸念が薄れて8日の米株式相場が上昇し、日本株にも買いが優勢でした。9日の東京外国為替市場で円相場が一時「1ドル=146円台」まで円安・ドル高が進むなか、トヨタやホンダなどの自動車株も買われました。
8日、米英両政府が2国間の貿易協定を締結することに合意したと発表し、8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は上昇でした。<トランプ米大統領>が中国に対して課している(145%)の関税を(50%)まで引き下げることを検討しているとも8日に伝わり、米中の貿易摩擦が激化するとの懸念もいったん後退しています。
市場では、高い関税率が各国・地域との交渉を有利に進めるための手段というトランプ米政権の『本音』がみえたようで、。米英の交渉成立と同様に、米国の同盟国である日本とも妥協点を模索するとの見方が広がっているようです。中国に対しても米中の景気悪化を避けるため、対象品目の絞り込みや関税率の引き下げが期待されています。
後場に入り、円安進行を背景にした海外勢の株価指数先物への買いが続いているほか、日経平均が節目の3万7000円を上回った後も上昇基調を維持したとあって売り方の買い戻しも巻き込んで日経平均株価を押し上げました。
終値は、前日比574円70銭(1.56%)高の3万7503円33銭で終えています。