8日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比83円49銭(0.23%)高の3万6863円15銭でした。米連邦公開市場委員会(FOMC)の無難通過を受けた前日の米株高や、米関税政策を巡る他国・地域との交渉進展期待が日本株を押し上げました。半面、日経平均は足元で一方的な上昇を続けてきたため、朝高後は利益確定目的の売りに押されて軟調に推移する場面もありました。
米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級の協議に入ることが決まり、米中関係の改善を期待した買いも追い風となり、半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇が目立ちました。東京市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が買われ、日経平均を押し上げています。
終値は、前日比148円97銭(0.41%)高の3万6928円63銭で終えています。