今年の読書(18)『マスカレード・ゲーム』東野圭吾(集英社文庫)
4月
22日
本書は<東野圭吾>の人気シリーズでそれぞれ映画化もされています<マスカレード>シリーズとして 『マスカレード・ホテル』・『マスカレード・イブ』・『マスカレード・ナイト』に続く第四作目『マスカレード・ゲーム』になります。単行本としては、2022年4月に刊行され、文庫本として、2025年3月25日に発行されています。
一流ホテルである「ホテル・コルテシア東京」を舞台として、捜査一課の刑事「新田浩介」と女性フロントクラーク「山岸尚美」の活躍を描いたシリーズも、『マスカレード・ナイト』で、アメリカに渡った「山岸尚美」が日本に戻ってきます。
一流ホテルである「ホテル・コルテシア東京」を舞台として、捜査一課の刑事「新田浩介」と女性フロントクラーク「山岸尚美」の活躍を描いたシリーズも、『マスカレード・ナイト』で、アメリカに渡った「山岸尚美」が日本に戻ってきます。
物語は、3件の連続殺人事件が発生します。被害者はいずれも前科があり、それぞれの事件では怨恨事件として被害者の関係者が疑われたものの、全員に確固たるアリバイが存在しました。果たして3件は同一犯による犯行なのか、それとも計画的な連続殺人なのかの捜査に警視庁捜査一課が動き出します。
そして交換殺人の疑いのある被害者の関係者たちが、クリスマスイブの同じ日に「ホテル・コルテシア東京」へ宿泊することが判明します。警察はホテルで4件目の事件が起こると見て、「新田浩介」は再びフロントクラークとして潜入捜査を開始します。さらに、現在はコルテシア・ロサンゼルスに勤務する「山岸尚美」も急遽呼び戻されます。
さらに今回は事件解決のためなら手段を選ばない、女性警部<梓真尋>警部が新しく登場、ホテルの潜入捜査に加わります。
潜入捜査は殺人事件も起こらず無事に解決しますが、「山岸尚美」がけがをしたことで「新田浩介」は、責任を取り警察を辞職してしまいますが、「ホテル・コルテシア東京」の総支配人から、警備部門を立ち上げるについて、責任者へのお誘いの場面で、本署は終わります。
<マスカレード>シリーズとして、辞職で終わるのか、警備部門を舞台にするしチーズにつながるのか、「新田」と「山岸」との関係も気になる終わり方でした。