日経平均株価(4月18日)終値3万4739円28銭
4月
18日
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比205円69銭(0.60%)高の3万4583円29銭でした。「中外製薬」が大幅に上昇し、日経平均を1銘柄で124円あまり押し上げています。
東京市場は先回りで<トランプ米政権>の「相互関税」による悪影響を織り込み、株価水準を切り下げていたとあって、値ごろ感に着目した買いも入りやすかくなっていますた。もっとも前日の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、値がさの半導体関連株の一角は売られました。
日本時間今晩の米株式市場は聖金曜日の祝日で休場となり、市場参加者が少ないなかで材料の出た個別株を物色する動きが目立ちました。
18日、「中外製薬」は米イーライリリーに開発・販売の権利を譲渡している肥満症薬候補の第3相臨床試験(治験)の結果を巡り、減量効果や安全性が確認されたと発表しました。肥満症治療薬の市場は拡大しており、今後販売に応じたロイヤルティー収入を受け取れば、業績貢献が期待できるとして買いが集まりました。17日の米市場でイーライリリーは(14%)あまり上昇して取引を終えています。
一方、日経平均は、朝方は一時下落して始まりました。前日17日の米株式市場ではダウ工業株30種平均株価が下落したほか、米半導体大手エヌビディアをはじめハイテク株の下げも目立ちました。この流れを引き継ぎ、値がさの半導体関連株の一角には売りが出て、日経平均株価の重荷となりました。
終値は、前日比352円68銭(1.03%)高の3万4739円28銭で終えています。