26日午前の東京外国為替市場で、円相場が下げに転じています。12時時点は「1ドル=149円43〜45銭」と前日17時時点と比べて16銭の円安・ドル高でした。日本時間26日午前の取引で米長期金利の低下が一服したのにつれて円売り・ドル買いが優勢となり、12時すぎには「1ドル=149円51銭」近辺まで下落する場面がありました。
10時前の中値決済に向けては輸入企業など国内実需筋の円売り・ドル買いが意識されて相場の上値を抑えました。早朝には円買い・ドル売りが先行したものの、25日のニューヨーク市場でつけました約4カ月半ぶりの高値「1ドル=148円56銭」を超えられず、次第に持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが増えて相場を下押ししています。
円相場は9時すぎに「1ドル=148円63銭」近辺まで上昇する場面がありました。25日発表されました2月の米消費者信頼感指数が市場予想を下回り、米景気の減速懸念が強まりました。25日には米長期金利が一時(4.28%)と2024年12月中旬以来の水準に低下し、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢でした。