21日、総務省が発表しました1月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が(109.8)と、前年同月比「3.2%上昇」でした。このうち、価格高騰が続くコメ類は(70・9%)の上昇となり、食料品価格の全体を押し上げています。
市場予想(3.1%上昇)を上回りました。(3%台)は2カ月連続で、日本銀行が目標とする(2%以上)となるのは34カ月連続で、上昇は41カ月連続となります。
生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは(2.5%上昇)と3カ月ぶりに伸びが拡大しています。
日銀の1月利上げ以降も、政策委員による追加利上げに前向きな発言や良好な経済指標が続いており、市場では次の利上げのタイミングを想定より前倒しする動きが見られます。日銀の目標を上回る物価上昇が続く中、今回の消費者物価の強めの内容は、利上げを支援するさらなる材料と言えそうです。