「相互関税」検討を指示@トランプ米大統領
2月
14日
13日、<トランプ米大統領>は関税や非関税障壁の高い国・地域からの輸入品に相応の高い関税を課す「相互関税」の検討を関係省庁に指示しました。
安価な輸入品の流入を抑制しつつ、貿易相手に市場開放を迫ります。<トランプ米大統領>が問題視する巨額の貿易赤字の削減につなげたい考えです。米政府高官によりますと、貿易相手国の調査には「数週間から数カ月」かかる見通しです。
同高官は「戦略的な競争相手である中国であろうが、日本や欧州連合(EU)などの同盟国であろうが関係ない」と述べ、日本も調査対象になるとの見通しを示しました。日本は「関税は低いが、構造的な障壁が高い」といいます。
米国の貿易赤字が大きかったり、非関税障壁が高かったりする貿易相手を優先的に調査。国・地域ごとに貿易環境を検証し、関税を設定する予定です。ホワイトハウスは「長年にわたる貿易不均衡を是正し、全体的な公平性を確保する」と説明しました。