本日<13:00>より「NHK-BS」にて、1973年スペイン製作の『原題:El espiritu de la colmena』が、邦題『ミツバチのささやき』として、1985年2月9日より日本初公開されました作品の放送があります。
スペインの名匠<ビクトル・エリセ>が、1973年に発表した長編監督第1作目の作品です。
スペインの小さな村を舞台に、ひとりの少女の現実と空想の世界が交錯した体験を、主人公の少女を演じた子役<アナ・トレント>の名演と繊細なタッチで描き出しています。スペイン内戦が終結した翌年の1940年、6歳の少女「アナ」が暮らす村に映画『フランケンシュタイン』の巡回上映がやってきます。
一緒に映画を観た姉の「イサベル」から、映画の怪物は精霊で、村外れの廃屋に隠れていると教えられ、通うようになります。
ある日、「アナ」は廃屋で一人の傷ついた兵士と出会います。現実と空想が交錯する少女の世界を美しい映像で描いた<ビクトル・エリセ>監督の演出が絶賛された傑作中の傑作品です。