<藤井聡太王将>(324)3勝@第74期王将戦七番勝負第3局
2月
7日
6日、<藤井聡太王将>(22/竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖の七冠)に<永瀬拓矢九段>が挑戦する第74期王将戦七番勝負第3局は東京・立川「オーベルジュ ときと」で前日から指し継がれ、後手の藤井が3連勝しています。
戦型は角換わり。封じ手「8一飛」では<藤井聡太王将>が48分を使い、飛車引き。<永瀬拓矢九段>は慎重に48分考えて「3五角」から<藤井聡太王将>の馬を消すことに成功し、終盤まで互角でしたが、藤井は1時間超の長考した98手目で劣勢になり、99手目以降も<永瀬拓矢九段>に積極的に自陣に駒を進められ、一気にリードを広げられる展開となりましたが、永瀬の113手目で逆転。持ち時間(各8時間)が短くなってからも素早い指しで勝利を収めています。
八冠返り咲きを目指す今年。2025年最初のタイトル戦となる王将戦では3連勝。4期連続の王将位に向け、あと1勝としています。2日に先勝した棋王戦五番勝負とどちらかを先に防衛すれば、タイトル獲得回数で谷川浩司十七世名人の記録(27回)に並び、歴代5位タイになります。
第4局は2月15、16日に大阪・高槻「摂津峡花の里温泉 山水館」で行われます。