日経平均株価(2月6日)終値3万9066円53銭
2月
6日
6日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前引けは前日比56円56銭(0.15%)高の3万8888円04銭でした。米長期金利の低下を背景にした5日の米株式相場の上昇を引き継いだ海外投機筋とみられる株価指数先物への断続的な買いが先行し値を挙げましたが、その後は戻り待ちの売りが上値を抑え、日銀の<田村直樹審議委員>の発言を受けた早期の利上げ観測の高まりから円相場が対ドルで強含むと日経平均は急速に伸び悩んでいます。
5日の米市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数のほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇でした。米サプライマネジメント協会(ISM)が、5日に発表しました1月の非製造業(サービス業)景況感指数が予想に反して悪化。米長期金利が低下するなかで株式の相対的な割高感が薄れました。米ハイテク株高を受け、東京市場では東エレクやアドテスト、ディスコなど半導体関連株の一角が買われています。
日銀の<田村審議委員>は、松本市での講演で「政策金利を0.75%に引き上げたとしても、引き続き実質金利は大幅にマイナスで、経済を引き締める水準にはまだ距離がある」と述べています。(0.75%)に利上げをしても緩和的な環境が維持されるので問題ないという意図が読み取れ、「半年に1回程度の利上げを見込む市場関係者が多いなか、利上げが前倒しになる可能性が意識され、日本株の伸び悩みにつながりました。
また、円相場が一時「1ドル=151円台」まで上昇すると輸出採算悪化への警戒からトヨタが下げに転じています。
終値は、前日比235円05銭(0.61%)高の3万9066円53銭で終えています。